―Xday-3day・PM2:30頃・現実世界、病室―
[問い掛けの声に神妙な顔で頷き、展開させたメッセージを閉じる。
続いた言葉を聞けば、やはり彼女もメッセージを受け取っていたのだと胸中で安堵の息を漏らした]
夢…かぁ。
僕や他に話を聞いた人達はみんな丁度日付が変わったその時に、いきなりこのメッセージを展開されたんだ。
佐伯さんはもうその頃は消灯時間だよね?
だとしたら…眠っている最中にディスプレイが起動したんじゃないのかな…と僕は思う。
[思案しつつ、ぽつりぽつりと言葉を紡いだ。
多分予想は間違っていない、そんな気はする。
思考を遮るように聞こえた溜息めいた呟きには、僅かに困ったように眉を下げての笑みを浮かべた]
確かにね。どこの誰が送ってるのかも分からないし…夢だって悪夢だったみたいな事を言ってる人もいるって噂だしね。
……佐伯さんは青の夢、興味が無いの?
(241) 2014/03/13(Thu) 19時半頃