[泣きそうな夢を見たオーレリアが、高校生だという理由で泣かないと言えば静かに安堵した>>213。
それが、己に近づこうとする大人ぶる為の背伸びだとは知らずに。
そんな大人ぶった彼女だが、慶三郎の作品に興味のない友人に対しては口を尖らせて見せた>>215。
それには宥めるような苦笑を向け。
オーレリアがお気に入りと口にしたネット小説について、己の作品と隠しながらも興味があるという反応をすれば、彼女は嬉しそうに目を輝かせた。]
( 嗚呼。
本当に気に入ってくれているのだねぇ )
[身を乗り出して質問に答えてくれるオーレリア>>216を見つめながら、彼女が口にする感想に静かに耳を傾ける。
それが嬉しくて、耳を傾けながら口許に浮かぶのは笑みだった。
物語に記した人々が幸せになってほしいというのは、書き手である己の気持ちと同じで>>219。]
(240) hisetu 2015/12/21(Mon) 18時頃