あ〜〜〜ッ!くそっ!何やってんだァ……
[思わず毒付くも、それはトレイルに向けてではなく男自身に向けてのもの。
あからさまに肩を落とし、今度は男が目を覆うように額に手をあて深い深いため息を吐き出す。
もういいかというトレイル>>227の声が聞こえれば、手をついてゆっくりと立ち上がり]
…………ちょっと、待ってろ。
[言い残し、周り込んでカウンターに立つ。
慣れた手つきでグラスを取り出して、シェーカーにパッソア、オレンジ、パイン、グレープフルーツのジュースをいれ、それからレモンジュースとグレナデンシロップをティースプーン一杯ずつ。それをシェークして、氷の入ったグラスに注ぐ。
できあがったほんのりとしたピンク色の酒の入ったグラスをトレイルの前に置き]
…………、――
[バツが悪そうに視線をそらし、ぼそりと何事かこぼした。]
(239) 2013/09/06(Fri) 20時半頃