人狼議事

164 冷たい校舎村3-2


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

──回想:一度目の"敗北"の記憶──

[私、もう歩けない。頑張れない。
叫ぶようにそう言ったきり、家の玄関先で蹲った。

──それは、穂積千佳子が、初めて"敗北"した時の記憶だ。

中学3年生の、後半。
教室の中で、幽霊のような孤独に耐え続ける。時折浴びせられる言葉はいつだって鋭い針のようだった。
学校へ行くことが、どうしようもなく怖かった。
朝が来るたび世界を呪って、夜になるたびに本の世界に逃げ込んだ。
どこまでも優しい物語は、どこか麻薬にも似ている。

どんな絶望も痛みも、現実では、一度救い上げられたら終わりじゃない。
ひとつの絶望が幕を引けば、また次の絶望が訪れる。

それを、私はよく知っている。
立ち止まって、蹲ってしまうこと。二度目の敗北。
それを迎えてしまったら、今度こそもう生きていけないんだろうという確信が、私にはある。*]

(239) 2015/07/07(Tue) 01時頃

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