―Xday-1day PM 09:00 ハルヒラシティ、繁華街脇の路地―
[ネットの海には情報は溢れるほどあるけど、情報の鮮度で言えばハルヒラシティの方が上、なのかもしれない。
そんな期待を込めて飛んだ次の瞬間。いきなり、目の前の背中から聞こえてくる「楽園の扉、なんてな」というボヤキ(>>232)。
あまりにもいきなり過ぎて、ちょっと驚いた。
深呼吸して、足音をなるだけ立てないように後ろから近づいて。
驚かせてしまうとは思ったが、後ろから不意打ちで、声をかける。]
……すみません!
……あの、あなたも、「これ」を?
[中空に文字列が浮かび上がる。「ようこそ。楽園の扉へ。」
これは本当の招待状ではなく、自分が似せて作った、仮初めのモノだ。]
……もしそうなら……何か、知っていたら、教えてもらえませんか?
受け取った人は随分居るのに、これが本物なのか偽物なのか、それすら、わからなくって……あなたもそうなら、ごめんなさい!
[真剣、というよりは、悲愴とも言える表情で、ミナカタに大きく礼をした。
今のところ、後ろにいるであろうミルフィ(>>235)や、更に前に居るであろうヴェラ(>>236)には、気づいていない]
(239) 2014/03/13(Thu) 19時頃