人狼議事

192 【R18薔薇】対魔忍キルロイ


【人】 トレーサー キルロイ

[ふと気がつくと、暖かい感触が側にあった。一番安心できる体温。だけど今はそれがきつく胸を締め付けた。
キルロイは、嫉妬に余り馴染みがない。これまでそういう感情は、全て見ない振りをして鍛錬の糧にしてきたけれど、今はそれをどう扱ったものか、持て余すばかりだ。

おやすみ、と声が降ってきて安堵する。そうだな、寝てしまおう。寝て忘れてしまえばいい。蓋をするのは得意だ。
――そう期待していたのに。]

……っ!

[紋はなくとも、敏感な箇所。そこに濡れた舌が触れて、思わず身がびくついた。尾に触れた感触は掴めないが、驚いた時に尾も跳ねて、触れたものを強めに押しただろうか。]

…………とう、さん?

[背後の気配に、振り向きそうになって。]

……何してんだよ。ヤナギさんいるだろ。

[我ながら、可愛げの欠片もない声を出して枕に頭を埋めてしまった。*]

(238) tomming 2016/06/21(Tue) 17時頃

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