【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[魔力も同様だ。
何故か、彼の魔力のダムとしての適正を持っていた自分には、彼の大量に消費された宙に漂う魔力が流れ込んでくる。

それを、ただ持っているだけのわけはない。
近くに、更に言えば密着すれば、その分返還の効率がよくなる。
常に受け取った魔力を、返還しているはずなのだ。
もちろん、出し惜しみなどしない。
こちらからは、全力で返している。

なのに、主の魔力は一向に全盛期に戻る気配がない。
まるで砂時計の砂粒のように、微々たる回復しか見受けられないのだ。]

(236) 2015/06/15(Mon) 22時頃