[喜壱が俯くのを見ていた、黒髪がまた右側を隠してしまうのを。僕は何も言わなかった。嘘をつきたいわけじゃなかった、だから何も返さなかった。淹れてもらったはずの珈琲は一度も口をつけぬまま。その味が苦いのかも、酸味が強いのかも今の僕には分からない。呼び止められて振り向けば、半分笑った狐の面。] それが君の望みなら。[笑えない代わりに持っていよう。僕はその面を手にして、煤けた蘇芳を彼に向けた。] ごちそうさま。[僕は普段音にしないそれをしっかりと音にして能面を張り付かせ、片手に狐の面を持って店を出た。]
(236) 2013/09/02(Mon) 02時頃
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ 人狼議事lobby 人狼議事morphe 人狼議事cafe 人狼議事perjury 人狼議事xebec 人狼議事crazy 人狼議事ciel SoyBean Sangria @hello_giji @7korobi