…お、
[そんなことを思っていれば校門に辿りつけば、思い浮かべていた本人の背中が見える。隣に居るのは藤堂か。
文化祭の準備の時は衣装の予算や経費などのついて藤堂から何度も相談を受けた>>159。どうやら数学が壊滅的に苦手らしい。そんなんで受験戦争乗り切れんのか、よかったら数学教えてやろうか、なんてからかい交じりに言いながら色々とアドバイスをした。
彼女は所謂二重人格、というものらしいが、それに対して別に悪い感情は持っていない。むしろ、二重人格とか面白い奴だな、なんて思ってる部類だ。]
おはよ、万里、藤堂。やーっと自分以外の北洋生に会えた。
[そんな藤堂と万里の元に駆け寄りつつ、そんな風に声をかける。
周囲を軽く見れば、少し離れた場所に七尾や水瀬、駒鳥が居るのが見えた。あ、やっぱ文化祭メンバーばっかじゃん。
そしてそれ以外の他の生徒は見当たらない。なんとも不気味な状況だ。しかし、その状況に反して、もしかして何か起こんのかな、なんて気分が少し高揚してしまうのは、ゲーム脳故だろうか。]
(234) 2015/06/18(Thu) 23時半頃