「武器の使用は可能。魔法や呪術を使える者、それから獣人……へぇ、機械人形もいるのか。
剣術なんかの心得があっても、普通の人間もいるゲームだ。だから、ある程度封じさせてもらう」
『まぁ、でも人外能力保有者には全力でぶつかれる事にしておいたわ。普段の力が出せないのって、不便でしょうから』
[例えばヤニクとパトリツィアが己の呪術や魔法を相手に駆使するといった場合、二人は常通りに力を奮えるだろう。
パトリツィアがスージーに害をなそうとするならば、パトリツィアの魔法は封じられるという事になる。]
『獣人と機械人形はどうしましょうか』「そうだね、獣人は普通の人間に接する時は速度は少し早いくらい、腕力の類いは落とそうか。あとは、どれくらい戦士として訓練されているかが物を言うかな」
『じゃあ、機械人形の制限もそんな感じね』
[其れは囁き合い、ミッシェルとクラリッサを眺めた。]
(232) 2014/07/12(Sat) 22時半頃