指揮官は世代交代の時代(じかん)だ。
指揮は私でなくとも取れる。有能でも無能でも。
しかし、私が選んだやつにバトンタッチしたんだ。文句は言わせん。
[王国が家というようなことを言われて>>229表情を歪めた。]
この国を家だと思ったことはない。
国がスラム街の者達に何をしてくれた?何をさせてくれた?
そもそも、スラム街があること自体が可笑しいのだ。光があれば影がある。影の者なんてほったらかしだった!!
その国を何故、家だと思わなければならいのか!
[散々、復讐やらなんやらを咎めて来たけれど、自分にだってその気持ちがあった。
そして、なによりその気持ちはまだ消えていない。]
剣術士達は家族ではない。命を託し合った仲間だ。
その理解で結構。
[弓なんて扱えないから、射落とせない。
視線で降りてこいと言いながら、キッパリとそう言い切った。]
(230) 2013/11/25(Mon) 22時半頃