人狼議事

76 ─いつか、薔薇の木の下で。


【人】 双生児 オスカー

 ― 中庭を臨む廊下 ―

[等しく人は――子どもは、愛されるべきだと考える。
一人絶つことを許されぬ寄宿学校で、その中でも理性を保ち自立しろと期待される。

勿論全ての生徒が同じ境遇なわけもなく、また同じ考えを持つはずもなく。
ただ、この手が届く範囲ならば、等しく想いを
愛情とも言い換えられるだろう慈しみを与えることができれば、と]

 思いあがり、だけどね……

[窓を隔てれば、薔薇の様子はあまり伺えない。
かといってこんな時期に風邪をひきたいわけもなく。
無駄足だったか、と踵を返しかけたところで]

 やあ エリアス

[まだいたのか、そう続きかけた唇を笑みの形に変えて、薄暗い廊下の先に見えた同級生へと手を振った]

(227) 2013/03/23(Sat) 21時頃

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