[続く発言>>219を聞けば、早瀬は表情を苦いものにする。そこに、驚きという感情は薄いように見えるだろう。どちらかと言えば、悔しいとか、しまったとか、そういう色が強く滲む]
……聞いてくれ、麻倉。多分芙蓉は、自分の意志でやったんだと思う。
僕とさっき会った時……様子が、おかしかったから。
[真剣に、しかし僅かに吐き捨てるような言い方で告げれば。
自分の感じたことを説明する]
僕が彼に感じたのは……異常なくらいの、危機感のなさだ。
「成田の言ったことが本当かどうか確かめたいから、屋上から飛び降りてみようかな」……だそうだ。
……正直言って、怖かった。
[あのとき>>131 >>141感じた寒気を思い出して身を震わせつつ、それでも真剣な表情で、全員に聞こえるように説明して。
そうして、麻倉の疑いの矛先が加賀宮へと向けば>>220。
拳を握り、麻倉を強く、まっすぐに睨みつける。
「なんでそんなことを言うんだ」……言葉にこそ出ないが、態度は雄弁に物語っていて。
「邪魔してごめんね」という言葉と共に麻倉がその場を立ち去るというなら、それを止めようとはせず、ただ、拳を握ったまま棒立ちでそれを見ているだろう]
(225) 2015/04/03(Fri) 14時頃