[>>219 グロリアの屈託のない笑みと実直な言葉に、他意はないのだと理解して。警戒心を解きつつ罪悪感から苦笑を浮かべた。
酒といえば、飲める歳になって間もない頃にBARで。ホレーショーがエフェドラのカクテルを美味しそうに飲むものだから、同じものを注文して大変なことになったのを覚えている。
・・・いや、正確にはそのときの記憶はなくて、後から聞かされた話を覚えているのだが。
あ、でもアレは美味しかったっけ。
後日、店に立ち始めたばかりのシーシャが作ってくれたグレープフルーツのカクテル。手際よく塩のまぶされたグラスのふちは、キラキラして雪のようで。BARに足を運ぶのに抵抗がなくなったのは、彼のおかげ、かもしれない。
酒の味などまだそれほど覚えていないし、客として頻繁に顔を出すわけではなかったが、従兄弟という二人のやりとりと色とりどりの飲み物がいろんなグラスに注がれていくのを眺めるのは好きだった。]
あー・・・、BARに行くなら男の店員がいる日がオススメっすよ。
[ともあれ忘れたままにしておきたかった記憶には蓋を。そして犠牲者が増えないよう、それとない忠告を。**]
(224) 2013/09/06(Fri) 15時半頃