[ 何度も繰り返される賛美の言葉に娘は頬に桃色を浮かべることはなかったでしょうが紅を引いた唇を綻ばせ、穏やかに瞳を細めました。 ] ……………[ 娘の問いは、問いの形で返されます>>208単純な興味から出た言葉でしょうかそれとも───…。娘は二つ瞬きをすると、整った唇の端を上げ、夢見るような瞳で見つめます。静かに開かれた口が紡ぐ音は、彼にしか聞こえないもの。 ]
(224) 2017/01/08(Sun) 16時半頃