[ くすりと、笑い声>>218が聞こえた。] ……なんじゃ、[むすっとした儘で、声のした方をくるりと振り返る。 卒業式も近いのに、居残る三年なんてそんなにいないだろう、 だから三階も人が少ないだろうと高をくくっていたら、 見られたようで少し気恥ずかしい。] ……アメリカ、人?[ふわりとした金髪に、目は――青、だろうか。 それが少し濁っているとまではわからず。 どうしてここに外人が。ああでもそういや、 この学校にはわりと外国人が居た――気がする。] ……わ、 わい、あー、ゆー、ひあ?[なぜここにいるのですかという英語はこれであっていただろうか 畜生、英語は嫌いだと内心毒づいた。]
(224) 2015/01/22(Thu) 02時頃