人狼議事

161 光と闇の涅槃双縁《nirvana-link》


【人】 樫の樹の子ら リツ

[――現在、リツと呼ばれている存在。
それは、元を辿れば黒薔薇の女神によって創られた被造物である。

当初それは、聖剣として確かな姿を与えられた"光喰らい"とは異なり、あやふやな存在でしかなかった。
ただ、それはしかし、剣として完成した"光喰らい"と違い、成長の余地があるということでもあった。そう、ヒトと同じように。

"闇詠い"の名が示すよう、ヒトがただ棍棒や石器だけを頼りに、闇を畏れていた時代からヒトを助けてきた。
"光喰らい"がヒトの希望と魂を吸うために力を与えるなら、"闇詠い"はヒトに苦難と恐怖に立ち向かうための力を与えてきた。

そして――女神によって、姫神子の手に与えられたこと(>>161)が、決定的な変化を与えた。
以降、"闇詠い"は人の姿をとることを好み、戯れにヒトの運命を捻じ曲げる女神を厭い、ヒトを喰らう対の存在を嫌うようになった。

――あるいは、その変化も、女神の意図したことなのかもしれなかったけれど]

(219) 2015/06/08(Mon) 22時半頃

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