[どうやら彼は此方の条件をお気に召してくれた>>215らしい
早速真正面から叩き込まれる拳群をある時は避け、またある時は手で受け止めながらそれら全てを躱した]
腰の入れ方、拳の速さ
どれも良いが少し直情すぎるな。そんなんでは俺を驚かす事はできないぞ?
[冷静に分析したことを述べながら一歩も動くことなく圧倒的な力差を見せつける
それでもなお折れぬ所か燃える心>>216にますます吸血鬼は上機嫌となった]
ははは!面白い!
[次々と繰り出される猛攻をただ受け止め続けるその姿に隙は一切見えない
技の応酬に此方も段々と血が沸き立つのを感じ取る。
こんなにも心が踊ったのは何時ぶりか。いや、或いは一度もなかったかもしれない]
[その時だ。一瞬、狗の猛攻が止まったように見えた。次の瞬間、投じられたのは赤色のフード>>217
まぎれもなく先程脱ぎ捨てた物でそれは彼の視界を誤魔化すように目の前へーーー]
(218) 2015/08/04(Tue) 17時頃