─廊下窓際>>204─
[ケイイチのようなのにケイイチとはかけ離れた行動、──まるでケヴィンのそれのようで息が苦しい。乗っ取るような魔物がいるとまでは思い至らず。]
けい、いちっ、ぁ……やめろ、舐め、な、ぁ、
[上擦る声は艶めいていく。
ケイイチが零す声も、吸い付く音も刺激になって熱を上げていく。火照って、息を吐き出さないと焼け付いてしまいそうだった。
塗り込まれるフェロモンに対して感覚ある場所はひどく無防備で、身体のコントロールがまるできかない。
くたりと滑り落ちて、押されるままに倒れれば、べちゃり、と床に広がる粘液の残滓が背に纏わり付いた。きもちいい、その感覚を打ち消そうと、問い掛ける。]
──ぁ、──、っお前、まさか、ケヴィン先生みたい、に
[肘をついて上半身を起こそうとしながら睨み、──けれど。]
(217) 2018/02/22(Thu) 22時頃