─そしてセシルと露蝶と─
[セシルの中のジェフとは大層な悪漢らしい。
これには苦笑いどころか場所が場所なら腹を捩らせて笑っていただろう。
しかし場をわきまえているのか。
青年の成長>>194には片眉を上げるだけに留めた。
ちょうど彼の気も逸れたようだったため>>197
セシルが露蝶のいる庭園に訪れ言葉を交えてからは花に視線を落としていた。
どうやらセシルはジェフを追いかけていたようだし、ならば“鬼”が怒って追いかけてくる前にに逃げなくてならないが、きっとそれはもう遅かった>>201]
………僕に何か言いたいことがあるのかな?
[頃合いを見計らえばセシルに尋ねてみる。
もっともこの場で事を荒立てるつもりはないのだが、話をするならその場を移動するか、もしくは後でと促してみたが、さて。
女性や花の前での争いは好かないのだ]*
(216) 2016/07/28(Thu) 00時頃