はい、是非とも![大きく頷いたリッカの表情は、自分のペースを取り戻してきらきらと輝いていた。令嬢の問いかけ>>207にも、力強く頷いて返す。入ってきたのは、一人の青年だった。>>211その鋭い眼光に、思わずこちらもごくりと息を呑む。]今の話……とは?[こんなに深刻な表情、もしかして令嬢と自分が話していた「X城の思い出」のことだろうか?いやしかし、その話の内容は聞かれて困るものではなかったはずだ。となると……なんだ?まさか目の前の青年がフォーサイの記事を本気で信じているほぼ絶滅危惧種のような人種であるとは考えもしないリッカは、彼の真意を汲み取れずにただその瞳を見つめていた。]
(213) 2016/08/01(Mon) 22時半頃