こっちの空は…高いな。[見上げた空 冬の空天高く紅葉薫る秋の空はもうとうの昔に過ぎ去って、今はどこか物悲しげな淡い空が覆っている。それでも…ここはまだ高い…目は細めたままだったが、その色は微かに翳る。喜から悲に…夏から秋、秋から冬へと巡るように、瞳の色が落ちていく。娘のよく知る冬の空は、今見上げたそれよりももっともっと低く、そして暗いものだった。天井から仄暗い絨毯が降りてくるように、大地を、世界を飲み込むが如き暗い空。灰に澄み渡る暗き洗練……色のすべてを消し去るが如き重い壁は心にもまたのしかかる。陽光が注げば眩く煌めく白銀の園も、灰色の空の下ではただただ鈍く灰の世界に同化していく。すべての色を消し、音を消し、己が存在すらも消し去るがようにただただ鈍く…重く娘は冬が嫌いだった]
(213) 2013/12/31(Tue) 10時半頃
sol・la
ななころび
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