[深く、深くため息をついて。しかし、ため息をついても仕方がないのだ。
少しでも現状を把握しようと、周囲を見渡せばピスティオの頬に当てられたハンカチーフを持つ手が目に入り(>>201)、は、と声が漏れる。いつの間に怪我なんて! すぐさま部屋の棚にある救急箱を取り出す。部屋の隅の棚を開いて、左上が定位置だ。思えば、今まで出番がなかったのは幸運だったのかもしれない。]
リンダ。
[救急箱を取り出し、すぐさまけが人に声をかける。既に手当済みのようではあるけれど。]
ごめんね、あたし慌ててて、気づけなくて。
手当…は、もうしてるみたいだけど、これ…。
ロイエに任せたほうがいいのかな。
とりあえず洗ったほうがいいかも。
[そう二人の友人に声を掛ける。そしてピスティオの方へ向き直り]
あんたは自分で抑えなよそのくらい…。
[と呆れた声を出した。]
(212) 2018/07/28(Sat) 02時頃