― 森の中 ―[人ならざる存在と知りその力の一端を目の当たりにしていても、律から見た兎姫は、十代のまま時を止めた少女だった。 その少女を脅威に晒してはならないと、気の逸るままに前に出たのだけれど] えっ……?[直後、舞い散ったのは金色の光。 そして同じ色の毛並み持つ生き物が、こちらの前へと飛び出した>>206] 兎……姫……?[それがかの妖と同一の存在であるのかも咄嗟には判断つかず、名を呼ぶ声もどこか茫然としたものとなる]
(211) 2020/06/06(Sat) 22時頃
sol・la
ななころび
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