……!? あ、待て!
[ついボーッと見送りかけたが、追わせたままにしてはいけない。止めなければ。
咄嗟の思考により動き出した影は、最も近い距離にいたカエル目掛け自分の足元から伸びて行き
ザシュと、真下からカエルを貫いた。]
あ……
[串刺しになった後、カエルは消滅した。
それが影響してか、少女を追っていたオタマジャクシ達もどこかへと散って行く。
……ここまでするつもりでは、なかったのだが。
そう考えながらも、橘の傍へと駆け寄る。]
えっと……とりあえず一件落着か
君も無事なら良かった
少し、休んだ方がいいかもしれないけど……
[こちらの呼びかけに答えてくれた事に気付いていながらそれに返し損ねていた事を伝えつつ、彼女の顔を覗き込んで心配げな表情でポツリと溢す。
自分に助けを求めるくらいだ、怪我はない様子だがカエル達に相当振り回されたんだろう。]
(208) 2018/05/16(Wed) 03時頃