― 廊下 ―承>>190 >>180 >>184
[ ケイイチが欲望の水位を上げるにつれて、硬く勃った肉を扱く手の往復は早く粗いものに変わっていった。無論のこと、強さを増す刺激は明之進にもこみあげる射精感となって身に帯びた熱を高めていく。
時おり目をつぶるようにしながら快感に没頭していくうち、それは訪れた]
ぁ――っ、ぼく、も…………、んぅぅっ!?
[ びゅくびゅくと迸る白濁の液はけれど、少年自身から放たれることは無かった。
無意識なのか意識的なのか、抑制の限界に至ったケイイチが射精する瞬間>>180、彼の小さな手は根本からぎゅうと強く明之進を握りしめていたのだ。
欲望は決壊を堰き止められたまま、僅かな先走りだけを溢れさせてその波を徐々に引かせていく。]
か、はっ……ぁ、……っ、すん、どめ……とか、っ
こ、の、ケイ、いち……!
[ 絶え絶えの口調で言う頃には、メルヤの口元も首筋も>>184、睨んだ相手が吐き出した精によって汚されていた。解放を許されなかった少年の欲望は、己が肌に白濁を塗りつけるような指先に目を向ける]
(207) 2018/02/24(Sat) 23時半頃