―― 数日後 ――
[ 壁に寄り掛かりながら、そろそろしつこいから吹き飛ばしてやろうかなんて思っていた時のこと。
>>171聞き慣れた声が聞こえてそちらに目をやれば、グロリアが怒って此方にやって来た。彼女にしては珍しく声を荒げていて、現金だけど自身の為にこんな風になっていると思ったら嬉しかった。
…気まずさもあったけれど。 ]
ありがとう…怪我はないよ。
[ それでもやっぱり彼女は優しくて、一番最初に怪我はないかと気にしてくれた。礼を言って、それで済めば良かったのだけれど――…
続いた言葉に気をつけてという発言には、今まで我慢していた物が弾けたかのように…。 ]
………大切な友達?
一括りであんな子達と一緒にしないでよ。
[ つい、苛立ってしまって彼女を拒むかのようにその場から離れてしまったのだ。もっと他の言い方があったのにと、後から後悔しても戻れることはなかったのだけど。 ]
(207) 2014/08/31(Sun) 13時半頃