──じゃあ、他人じゃなかったら、いい?[いやに冷静に、自分の声が響いていたことを覚えている。それに対して、彼女が歪な笑みを浮かべたことも。彼女の背後に白いシーツがあることを、視界の隅で確認しながら、身を寄せる。華奢な手首を柔く引いて、触れた。長い髪。白い肌。いざ触れてみたら抵抗されるんじゃないか、と思っていたけど、彼女はそうしなかった。してくれればよかったのに、と、責任を人に押し付ける子どもの思考で、秋野は思う。そうしたらきっと、自分はそこで立ち竦んで動けなくなった。動かずに済んだのに。だけど現実はそうならなくて、秋野はそのまま彼女の身体を押す。ふたりぶんの影が重なった。重なって、しまった。]
(206) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
sol・la
ななころび
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