[メルヤから手渡された桃酒の作り方へ目を落とし、ふっと目元を弛ませ微笑む。>>184これを作るたび、きっとおまえのことを思い出そう。薄らと緑に染まる甘露と、喉を過ぎ行く爽やかな味。洗濯物を干す楽しげな風、少女らを乗せ空飛ぶ姿。] メルヤ。おまえはカリュクスだってな。 ふふ、似合いの二人だと思うねぇ、俺は。 あの悪戯っ子の面倒見切れるのは、おまえだけだろぉ?[やー、メルヤせんせい若い若い。おじさん敵わなーい。俺の代わりに、楽しいことたくさん付き合ってやれよー。なぁんて言いながら、ニヤニヤ笑って肩を叩いた。…すれ違い様、耳元に一つ囁きを落としながら。]**
(204) 2016/10/14(Fri) 03時頃