[ そして、また降車する為に移動を始めようとした時。今度はリツ君が何かに気付いたようで( >>154 )視線を追えば、ヒューが痛々しそうに頭を抑えている。
彼とは、言葉を交わしてはいなかった気がするが、名前と歳が近い事は把握済み。イアンと共に居るところも何度か見掛けていたかも。
心配そうに声を掛けている様子のイアン( >>150 )と、指差し面白そうにケラケラ笑っている様子のリツ君( >>154 )。対照的な二人を見て、僕はというと。]
( 頭ぶつけたのかなぁ…?
痛い…
僕、背高くなくて良かった… )
[ 気の毒そうに自分の頭を自分で撫でて。背が高過ぎるというのも、大変だなと、僕より身長の高い三人を流し見ては、国の平均身長より低い僕の背丈を、この時ばかりは利点だと思ったかもしれない。
手招きしてくれたリツ君の後に続いて、バスを降りた。運転手を担ってくれた者が辺りに居れば、お疲れ様とありがとうを込めて、軽く頭を下げた筈。]*
(204) 2015/11/21(Sat) 01時頃