人狼議事

126 【誰歓】見捨てられた子羊【薔薇村】


【人】 消防隊長 トルドヴィン

― 朝:中庭 ―

[神に祈ることは好きだ。
その時だけは自分が許されたように思えるから。
自己満足の為に祈っているなんて知れたら、きっと神はお怒りになるだろう。
それとも、それすらも許してくださるのだろうか。]

 ……え、あ。

[不意に。頭上に声が降って来て、ゆっくりと瞼を持ち上げる。
それは神の声ではなく、クラスメイトのミナカタ>>202のものだ。
留学してきた彼は、異国の地でも立派に過ごしていると思う。
自分との差を感じて、更には問いへの気まずさを感じて、震える瞼を伏せた。]

 俺なんかが礼拝堂にいくなんて、烏滸がましい、から。

[汚らわしい、と言われた数をもう覚えていない。
自分を救ってくれた神にそんな姿は見せたくなかった。
無遅刻無欠席の自分が唯一訪れないミサはどんなものなのだろう。
膝をついたままの姿は、まるで懺悔にも似ていた。]

(204) 2014/06/19(Thu) 17時半頃

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