……あっ?!
[いつの間にか、来客があったらしい。声をかけられるまで>>192そうと気づかぬほど、快感を求めてのめりこんでしまっていたらしい。
慌てて立ち上がり居住まいを正すけれど、何をしていたかは多分見えてしまっていただろう。]
い、いえ。……ようこそ、「這い寄る蔦亭」へ。
ここ、宿屋で会っているわ。部屋は2階。1階はご覧の通り、酒場をやっているわ。
こんな村だから、小さなものだけどね。
旅の人かしら?部屋は空いているから、路銀があるうちは好きなだけ泊まってもらって構わないわよ。
[旅の青年だろうか。その姿を頭から足先まで一瞥して、なるべく普段の表情を繕ったままカウンター越しに案内した。
もっとも、急な事で張型を抜く間もなく、まだ得物を股座に咥えこんだままではあったのだけれど]
(203) 2016/12/07(Wed) 00時頃