ハッハハハ!!!おい、美由紀ぃ!!
どうやら“今回は”俺の負けみたいじゃねぇか!!やるなぁ!
俺はお前に惚れちまったよ!そりゃ、べた惚れだ!!!楽しかったし、お前は最高な奴だ!
[燃えながらも叫ぶ。その肉は爛れ落ち、動こうにも動けない。叫ぶのにも喉が焼け、肺まで火が入っているのではないかと思うくらい
今迄の傷も、痛みも、全てが一度に押し寄せてくる感覚に潰されそうになりながらも、叫ぶ事だけは辞めずに]
絶対お前を惚れさせてみせる!ハッハハ!!!どうした、笑い方忘れたか!?
こうやんだよ、美由紀!!
[ニッと笑って
最期の最期まで膝を付く事無く、バランスは保ったまま。動かない両腕はダラリと垂れ下がり、骨の無い部分は焼き切れボトリと落ちたとしても
ずっと思っていた事。楽しかった理由を、自分を殺した相手に告白する]
アッハハハ……ガハッ、ゴホッ……ッハハハ!!楽しいなぁ!楽しいだろ!?なぁ、美由紀!!俺は楽しいぞ!殺される、死ぬ今でも!!
絶対リベンジしてやる!“次こそ”俺を惚れさせて、そんで殺してやるよ!!
(202) 2014/12/11(Thu) 21時頃