[>>186金輪際調理をさせようと思えないモノを作ろう。
そうすれば戯れでもこんなことを言い出さないはずだ。
笑顔のトルドヴィンにそう思いつつ、
燻製にしてあったソーセージを切って水っぽい野菜と炒め
普段見ない種類のハーブを味付けに入れた。
それを腸詰のときに使わなかった腸に詰めて茹でる。
簡単にできるものだが、切ってみないと味がわからない。
それとは別に小麦を水で溶いて薄く焼く、
味のしない皮を何枚か作ると先ほど茹でたものを包む。
更に細かく刻んだ野菜?の入るソースをかけた。
ぱっと見はトルティーヤのような、しかし
妙に酸っぱくてとがった味のする何かが出来上がった。
たまにサクラのチップの匂いが紛れているのが
余計に残念な味わいを引き立たせてくれる。
二度と同じ味は再現できないのもまた特徴である。]
(202) 2013/05/18(Sat) 00時半頃