え?あ、これか。
いやーあはは、ちょこっと喧嘩しちゃって、さ。
[何となく、喧嘩をしていたのが由良と智明で、おそらく自分関係の事がきっかけとは言い辛かった。>>199
ちょっと待てと言って走り去って行った陸を不思議そうに見ていたが、帰ってきて頬に触れたひんやりとした感覚にわっと驚きの声をあげる。
氷の冷たさがズキンズキンと鈍い痛みを癒す。自分でも気付かない内に、大分痛みを感じていたようだ。思わず大きなため息が出た]
ふー……。
ありがとう陸。ひんやり気持ちいいや。
[いつものへにゃっとした笑いを浮かべながら、図書室へと歩き続ける]
なんかさ、こんな状況だから仕方ないけど、皆が皆バラバラになっていくのが、とてつもなくこわいんだ。
このまま、みんな消えてなくなってしまいそうで。
考えちゃダメだって、わかってるんだけどね。
[痛みを癒す氷が思ったより心地よくて、思わず不安に思っていた心境が口に出てしまった。
智明があぁなってしまった今、変わらず明るくいられるのは自分だけだとわかってはいる物の、不安な事に変わりはない。
…はきゅっと唇を噛み締めもどかしそうに首を横に振った]
(200) 2014/04/13(Sun) 23時頃