[ひっそりと深呼吸をする。
(落ち着け、大丈夫。昔のことだ、今じゃない)
そう、すべては過去のことだ。そうだろう?おれ。
頭の中で回線を切れないか試しつつ、片づけを終える。]
待たせてごめんな。
[対面する椅子に座り、珈琲を手にする。
すっかり冷めてしまった珈琲は淹れたてと比べると格段に美味しくないけれど、神経を落ち着かせるには効果的だった。
どう促そうかと考えていると、桂一が口を開く。>>150
刺殺、という言葉に眉をぴくりと動かして。
続く言葉に、軽く混乱する。]
(え?カノジョの元カレとやっちゃった?何を……って、ナニだよな、やっぱ。え、恋人の元カレと出来ちゃって刺されたのかー呑んでる時も思ったけど意外と軽いよなけーちゃん)
[何か多大な誤解をしているが、そのことには気付かずに。
「うわぁ」とか「へぇ…」「うん」等、相槌のみを挟んで話を聞いていく。
途中、カウンセリング>>151という単語に引っかかって内心首を傾げるも、何かの専門用語かと聞き流して。]
(199) 2015/01/21(Wed) 19時頃