[言わない方がいいよねと、保留しようと、『集団失踪事件』の情報を伏せあった事を思い出す。七尾と、そして織部と。恵冬は、きっとあの時、二人に全部投げ出して安心してしまうつもりだった。今なら、わかる。私、卑怯者だった。二人ならきっと大丈夫って、そうやって重荷を押し付けようとしてた]
(198) 2015/06/23(Tue) 01時半頃