そう、俺の本当の名前だ
あんま教えた事が無いもんでな。ありがたく思えよ?
[前の二つ名と合わせ少し混乱してるオーレリア>>189へそう言って笑いかけてやった
この名は不死者の王となってから久しく名乗ってない。それこそ、一部の上級悪魔にしか知られてない程の埋もれた名だ]
ははは、随分と気に入られたものだ
良いぞ。俺より素晴らしい相手がいなかったら何時でも歓迎してやろう
[彼女と暮らすのも存外悪くなさそうだ、と出会った当初の印象を払拭するくらいには彼女のこともまた気に入っていたヤニクである
もう一度された頬への口づけも悪いものではなかった]
ああ、また会おう。薔薇の妖精よ
[無邪気に別れを告げる幼子を見送り、やがて不死者の王は誰もいなくなった廊下でその身を赤茶の蝙蝠へと変容させ次なる場所へと飛び立ったのであった**]
(198) 2015/08/02(Sun) 01時頃