…おにーさんは守りと攻撃の区別をつけて。
「ふたりでひとつ」がホントなら。
無茶だけはあたしが。ぜ …ったいにゆるしたげないんだから!
[立てそうものなら、その人を支えていた全てを離してあげて、先程無茶に庇った事も含めて指摘するように、カラーコーンをひっさげたまま、一度あたしが前にでる。
生々しいけどファンタジーなら。
ゲーム画面のみようみまねでもなんとかなるでしょう。
あまあまな考えかもしれないけど。
痛手のおにーさんよりかはちゃんと動ける…はず。
それいじょうにね。光が弾けてから。生れたのは星じゃないなにか。絡み絡まってた混乱が解けて、「まさか」ね。って。
過った「力」を確信してるあたしがいた。
きっとこれが―――サイキックだ。
おにーさんが挟まる前に戻ったような蛙とあたしの臨戦態勢が解かれるのはすぐだった。
――相変わらずの、脳無な体当たり!]
(197) 2016/06/03(Fri) 22時頃