[異音の出処はアーサーだった。
トルドヴィンは猫が毛玉を吐くことを知らない。触角をゆらゆらぴりぴりさせていると、不意に彼がダッシュで給湯室に駆け込んだ。>>186
ほどなくして、聞こえてくる水音と咳き込む音。
吐いているらしい、というのは流石にわかった。
妙なものでも口にしたのか?と思考を巡らせて、コーヒーを飲んでいた姿を思い出した。]
コーヒーというものは摂取限界があったりするのだろうか?
[誰にともなく呟く。
あれほどの刺激物だ、嗜好品とはいえ摂取限界があってもおかしくはない。アーサーの体は随分小さい。体の大きさに比例した限界値を超えて摂取してしまったのかもしれない。そんなことを考えている。
ちょうどやってきたミタシュが猫と鉢合わせして、そのまま後を追っていく>>196のを見て、とりあえずそちらは任せることにした。**]
(197) 2020/08/27(Thu) 07時頃