[足繁く通ってくれるようになった少女を出迎えれば、四つ葉のクローバーを見つけたことを知らせてくれる>>153。
クローバーの絨毯への誘い言葉に足を踏み出し、見つけてくれたそれへと目を向ける。]
じゃあ、あれだ。
通ってくれている君にも、同じく幸運があるんじゃないかな。
[そうだと嬉しい気持ちを込めて、オーレリアの話にはそんなことを返した>>154。]
そうだね、星みたいだよね。
金平糖の文字の金ってのが、星の色だからかな。
なんてのは、私のこじつけなんだけど。
[金平糖を口に入れる姿に続き、己もひょいっと掴んだ星型の砂糖菓子を口に放り込んだ。
子供の頃から慣れ親しんだ素朴な甘さだが、それが良くて今も茶菓子として楽しんでいる。
満足そうに笑ってくれたオーレリアに夢の話を持ち出せば、お茶を両手に収めたまま固唾を飲んで聞き入ってくれる。
そんな姿が目の前にあるのも、どうしてだか幸せだった。]
(196) hisetu 2015/12/21(Mon) 00時頃