…っひ、…ぁ…!
[割開かれれば痛みのない体はすぐに快楽を探し当てようと疼き蠢く。
肉茎を包み締め付けて、奥へ誘う動きを知っていた。
様子を窺う触手がどんな動きを見せていても、知覚するような余裕はどこにもない。
身を守るように背を丸めてしまうのは変わらず、
顔を隠す様に片腕で覆って。]
ふ、あ…っ、イ、…ぃ、わた、ぬき、…っ
[譫言紡ぎながら、切なげに眉を寄せる。
捩る上半身に咲く緋色が、鮮やかに色を増す。]
や、こ、わい、…… っ、そこ、ぁ、
[こわい、は悦いところ、と気づくだろうか。脚は跳ね、ぎゅう、と手を握り締めれば痕がつく。喘ぎの合間、濡れた眸を向けて、]
わた、ぬき、は、――― きも、ち ぃ…?あ…っ!
[尋ねたのは、熱くて苦しいと彼が言っていたから。びくんと震え、答えがあったとして、聞こえたかどうかはわからない*]
(196) 2018/02/26(Mon) 17時半頃