―― 寮の相部屋>>157 ――
[見聞きするのと実際にやるのとはやはり違う。
年長で、まだ予備知識がある程度はあるこちらとは違って、ほとんど知らなそうなオーレリアちゃんなら、それだけ刺激や感じられるものも多そうだと思う。
キスをしながらの彼女からの漏れるような声。
深く、重心をこちらへと傾けるように受け入れてくれることがちょっと嬉しくて、こちらももう少し押し付けるように唇を重ねていく。
気を抜けば、そのまま彼女の口を貪ってしまいそうで、それは自重。
その代わり息を忘れてしまうくらい、口づけに没頭してしまっていたけれど]
……ん、了解。
少しは……経験になったかな?なんてねー。
[照れ隠しに笑みを浮かべながら、制止の言葉を出しながらも迷いのある彼女の視線。
やはり、いきなりでは戸惑いもあるのだろうかとも思うし、刺激が強すぎているのかもしれないとも思う。
だから、こちらも一旦冷静になるために、一度ぎゅっと強く抱きしめてから、そっと彼女から離れつつ]
(196) 2017/07/12(Wed) 21時半頃