…はい。
[俯き、思わず敬語になりながら東彩の言葉>>155に頷く。
そうだ、なんとか気持ちを切り替えて、私に出来ることをしないと。東彩は保健室に行くらしいが、自分は一体どうすればいいだろうか。
最初に思い当たったのは、当初の目的通り食堂に行ってご飯を作る、ということだった。でも、正直あれを見た後では、調理をする気にも何かを食べる気にもなれない。
どうしようと迷っていれば、階段を数歩降りた東彩が振り返る。
笑いながらかけられた言葉に、一度、二度、目を瞬いて。]
あ…わ、私も、手伝う!手伝います!
[少し大きな声で彼が去った階段の方に声を掛け、慌てて立ち上がってその背中を追った。笑いながら道を示されてしまったから、ついそれに乗ってしまったのだ。
保健室と、体育館。それが連想させることなんて、考えもせずに。]
(196) 2015/07/09(Thu) 01時半頃