[ 鈴の音のように笑い、声を弾ませる彼女の「お父様ガ」の言葉に一瞬羨望の様な色が目にうつるけれど、
それは一瞬。
すぐに笑顔の裏に隠してしまおう ]
お父様の代わりでいらしているんですか? それはまた、……立派なことです。
[ それから、彼女の小さなワガママを聞けば、眉を下げて自嘲気味に言葉を紡ぐ ]
姉のは、趣味みたいなものですから。
貴女の様な令嬢が
私なんぞに、呼び捨てにされていいのですか?
[ 息抜きの場でも隣にいるのがどこぞの令嬢なら、ここがパーティの会場の一部であるなら
俺にとって息をつく理由にはならないけれど ]
貴女は可憐な花の様ですよ
綺麗であろうとする華はいつだって美しいものです。
[ 彼女の言葉>>176はどこか聞き馴染みのある、自分が何度も繰り返した言葉そのもので。このような子でも、そう思うのかと考えながら。気楽になんて言われれば誤魔化すように笑顔を引っ付けるが ]
(196) 2017/01/08(Sun) 11時半頃