[玄関ホールのドアの前、ドアにもたれるように、田原は物思いにふけっていた。リンダを守らねばならないが、恐らくどこかに隠れているのだろう。今は誰がアンデッドかわからないのだからもしかしたら一人のほうがいいのかもしれない。]
―――フォローのやってることは、矛盾だらけだ。
[アンデッドが誰かわかるといいながら、自分はそれに手を出さない。しかし、自分は人間サイドの味方だと。それは明らかな矛盾。そう、セシルは明らかに自分たちの味方では、ない。
そしてゾンビになっても治すことができる>>というのも嘘だろう。それが真実なら、学校を出るときだって。
しかしセシルを殺めたところで問題は解決しないだろう。]
アンデッドは、誰だ…?
[ソファにラルフが眠っているようだ。自分も眠るべきだろうが、生徒が眠っている以上、自分はそれを守るべきだろう。幸いにも考えなければならないことは山ほどあった。
そうやっているうちにどのくらい時間がたっただろうか。ふと、田原はラルフの声>>192に気づいた]
おい、どうした?
[うなされているのだろうか。立ち上がりラルフに近寄る。]
(195) 2011/12/06(Tue) 16時半頃