[ 結局のところ、そのノイズとやらが、 生きているのか、死神の使役する”モノ”なのか、 意思を持つのか、持たないか、 おれは、きちんとは知らないけれど、 ”好むモノ”なんかがあるくらいなら、 多少の感情を持つ種類も、あるんじゃないか? ── 当たれ。当たらなくても怯め。怯んだら殺す。 って、おれは念じて、中華包丁は、1。 1. ペンギンの身体を直撃した。 2. 目標を掠めて飛んで行く。 3. ノイズのスピードには追いつけない。 ── もっとも、おれがしくじるようなら、 あるいは、しくじらなくたって、 トドメをさすため、きみの支配下にある兵隊は、 今日も、顔を見せたかもしれない。*]
(194) 2016/06/11(Sat) 23時半頃