[ふと視線を送ると焼却炉に見える人影>>142。
中を漁っているのだろうか。遠巻きに姿に思わず目を細めて注視する]
あれは、バーレーさんじゃないですか。
いったい、あんなところでなにを……。
――――――――っ!!
[ベネットが焼却炉から取り出したものを視認し、絶句した。
見まがいようもない。あれはカバンだ。誰の? いや、そこは問わない。
彼が持ち帰ろうとしているのならば、それは間違いなく彼自身のもの]
バーレーさん……あ、あなたは、なんとていう……。
まさかっ!!
[男の脳裏に、赤い一本斜線と「0」の文字>>64>>123が浮かび上がる。
焼却炉の中にカバン自身が己の身を投じることなどありえない。
ならば……。
連想された、思い浮かんでしまった、ベネット・バーレーにまつわる架空のストーリーが、電撃のように男の脳髄を刺激した]
(192) 2011/11/27(Sun) 22時頃