[ あの歪んだ言葉を聞いて、思ったのは ‟すっげー寂しいな”なんて 渦巻いた『卑怯だ』って嫌悪や憎悪より そっちが先に感情として突っ走ってた 惨めな思いをして、‟何も無い”事に震えてたころ 偽善者共より あん時と、どこか重なって 俺も間違ってたらこうなってたのかもな と思えば ] …――救いようがねーから、逆に掬い上げてやりたくなる[ごく小さく漏れ出た言葉は、聞こえただろうか チリ、 周囲に舞う五つの炎のように 記憶がまた揺らいだような気がした ]
(191) 2014/12/27(Sat) 09時半頃