−廊下、その頃のチュロ−
ちゅう
[主人であるオスカーが自分を置いていった後、自分には見えていた。主人の後を追う、あのねずみもどきの姿を]
[ここを離れたら主人が悲しむだろうとは思ったけれども、あのねずみの姿をしている癖に全然ねずみの気配を感じない気味の悪いあいつが気になって後を追った]
[…ものの、ねずみ1人、いや一匹の足では追いつけなくて。気付けば主人の姿もねずみもどきの姿も見えなくなっていた]
ちゅう…
[主人を呼ぶように小さく鳴く。すると現れたのは、主人ではなくてねずみもどきの方だった(>>@27)。お前じゃない!と言いたげに毛を逆立て威嚇する]
[もし彼が針鼠に気付いたのならば、耳を齧ろうとする針鼠を避けられただろうか。成功したのなら得意げに、失敗したのなら悔しげに、元いた場所へと戻るだろう*]
(190) 2015/02/07(Sat) 15時半頃